細胞診の結果
細胞診は細い注射針で腫瘍の組織を少しだけとる検査です。
胸に針が刺さるのですが、痛みはほとんどありません。
検査結果が出るまで、10日ほど待ちました。
結果は悪性でした。
結果が出るまでの10日間はとにかく不安でした。
こういう検査で悪性ではない可能性はどのくらいあるのかを調べ、最悪の結果を聞いても動揺しないように癌になったつもりでいろいろ考えたり・・・。
落ち着かない日々でした。
今から思うと、この期間に何を考えたとしても無駄でした。
とにかく良性か悪性か結果が出ないことには何一つ具体的に行動することができないのに、いろいろ考えすぎてしまう。
この頃から、手術が終わって病理検査の結果が出て治療方針が決まるまでの3か月くらいが、精神的に一番しんどかったかもしれません。
治療方針が決まると、もう待ったなしで進んで行きます。
自分の意志や考えが反映されるわけではないので、悩むことが少ないんですね。
今も不安な気持ちで検査結果を待っている方が大勢いらっしゃると思います。
経験者として適切なことは何も言えないのですが、とにかく時が経つのを待つしかありません。
これからお伝えしたいことはたくさんあるのですが、私が乳がんを経験して大切だと思ったのは「仮定で考えないこと」です。
もし〇〇だったら~とは考えない。
常に、その時に起こっていることにのみ対応する、ということです。