sakuraの乳がん体験記

40代前半、乳がん経験者です。治療や体調の情報などで、お役にたてれば・・・🎵

入院時に持って行ったもの ②

・S字フック

タオルかけやベッドの柵にミニバックをかけておくと便利でした。


・ハンガー

洗濯物を干すときのため


・透明の袋(よく100均で売っている保存とか分類に使う袋です)

薬とか、お菓子を入れておきます。


・輪ゴム

・ウエットティッシュ

・筆記用具


あと、スマホの充電器や、持病の薬(普段飲んでいるもの)をお忘れなく。

入院時に持って行ったもの ①

入院した時に、着替えとかタオルのような必需品とは別に、あると便利だったものです。

 

・置時計 

腕時計ではなく、置時計がおすすめです。

入院中はかなり退屈なのでとにかく時間が気になります。

置時計のほうがすぐに見れるので便利です。

 

・紙の下着(100均で5枚セットで売っていました)

洗濯の手間がなくて楽ちんです。

ただし、はき心地は悪いです(笑)

 

・耳せん

必要ないといいのですが、大部屋の場合、同室の人によっては夜中にゴソゴソする人がいます。

気になって眠れないときに重宝しました。

 

・お出かけセット

売店や散歩の時用のミニバッグ。

中にスマホ、ハンカチ、小銭入れをセットしておくと便利。

 

・ミニのお財布と、小銭入れ

病室のセキュリティBOXは小さいです。(病院にもよるとは思いますが)

普段、長財布をご利用の方は入らないかもしれません。

クレジットカードとか銀行のカードは安全のためにも最小限にし、小さめの財布に移し替えて持っていくことをお勧めします。

それともうひとつ、上記のお出かけセットに入れる小銭入れも用意しておくと、売店に行く度にセキュリティーBOXからお財布を出さなくてよいです。

 

・割り箸と紙コップ

お箸は、衛生面を考えて割り箸を使い捨てにしました。

手術後は腕をうまく使えないので、お箸やコップを洗いに行くのも大変だったので良かったと思います。

手術のための検査、MRIなど

手術前に、マンモグラフィ、エコー、血液検査だどを受けました。

MRIは前もって調べていたので、どういう検査かはわかっていましたが、

うつ伏せの姿勢のまま動かずにいるというのは予想以上にしんどかったです。

検査中に大きな音がするのはうるさいというより、気になるというか気が散るというか・・・。

 

CTや骨シンチグラフィの全身検査は受けていません。

先生は転移はないと判断したようです。

事前に本やネットで調べた情報では、手術前にCTや骨シンチを受けたという方が多かったので、検査しないことに不安もありましたが、その時は先生には言えませんでした。

言えなかったというか、診察時間が短すぎて、必要な説明を聞いてハイッ終わり、という感じなので言う間がなかったということです。

診察室を出た後で「あ、聞けなかった」と思うことが色々ありましたが、本当に大事なことは先生から説明するだろうと思って、あまり気にしないようにしています。

 

新しい病院へ

2月11日、総合病院の初診の日。

 

事前に読んだ乳がんの本やネットで調べた情報では、主治医との信頼関係がとても大切だとのこと。

これから手術だけでなく、治療や検査が必要な期間を考えと5年~10年お付き合いする先生との出合いだと思うと緊張しました。

 

しかし、あっけないほど簡単に説明だけされ、数分で終了。

よくある「何か不安とか心配事はありますか」「何でも言って下さいね」的な主治医とのふれ合いは全く無し。

事務的というか、淡々としていました。

 

もう告知を受けているのは紹介状から分かるので「癌ですね、手術日はいつがいいですか」という要点から入り、検査の日程を決めただけでした。

乳腺外科なので、ほぼ乳がん患者でしょう。

先生にとっては乳がんは特別なことではなく、日常の仕事なのかもしれません。

 

特別、主治医に対して冷たい印象を持ったとか、色々と質問したかったのにせかされたというこはないのですか、この時の第一印象が尾を引いているのか、あれから2年以上たつ今も、主治医にすぐに相談できる関係かと聞かれれば違うと思います。

 

信頼関係があるとかないとか言えるほど接していないというのが正しいかもしれません。

よく大病院は3分診療と言われますが、私も手術前の説明以外、診察時間は5分あるかないかです。

抗がん剤治療中でも、血液検査の結果を確認するために会っているだけで、気持ちの問題に踏み込んだ発言はこちらからも先生からも一切ありません。

主治医に不満があるのではなく、最初に想像していた関係とは違うということですが、今はこの関係に満足しています。

 

手術のために転院

検査をしたところは小さなクリニックでしたので、手術をするために総合病院に転院することになりました。

どこの病院にするかは患者側で選べますが、急なことで選ぶ基準もわからずどうしていいかわかりませんでした。


そのクリニックの先生から言われたのは、治療が長引いたり検査で通院したりするためには、近い病院のほうが良いということです。

結局、家から一番近い病院が偶然にも乳がんの手術数の多いところでしたので、そこに決めました。

結果的にそこで良かったと思っています。

抗がん剤治療中の通院は大変ですし、私は放射線治療をしたので毎日通院していました。

体力的な負担と交通費を考えると、近さで選んだのは正解だったと思っています。

組織診の結果

組織診の結果がわかるまで、前回と同じく10日くらいかかりました。

結果は悪性、がんに間違いないということです。

 

細胞診ですでに悪性と診断されていましたし、もし良性でも手術しなくてはと思っていたので、覚悟はできていました。

でも自分では覚悟ができていたつもりですが、実際にどうだっかのかは自信がありません。

 

最初の検診が1月6日、組織診の結果がわかってがんと確定したのが2月4日。

約1か月かかりました。

この1か月が自分にとってどういう時間だったのか、今でもよくわかりません。

いろいろ考えて悩んで辛かったけれど、その後の手術や治療の前に、1か月もやもやした時間を過ごしたことは必要だったのかな、とも思います。

 検査結果を待つ間、こういう気持ちで過ごしたほうがいいとか、こういうことをしておけば良いというような答はないということですね。

 

再検査、組織診

細胞診の結果が悪性でしたので、再検査をすることになりました。

細胞診の時より太い針で組織を取ります。

バチンッと音のする注射針ですが、痛みはたいしてありませんでした。

(この検査がとても痛かったという方もいるので、私の場合は緊張していて痛みをあまり感じなかったのかもしれません。)

 

すでに細胞診で悪性と言われたのに、再検査というのは違和感がありました。

「再検査で良性の可能性もあるんですか」と質問したところ、「良性の可能性はある」との答え。

しかし、「良性でも手術をして腫瘍を取り除くことを勧める」とのこと。

最終的に腫瘍を病理検査に出して調べてみないと良性だとは言いきれない、組織診は誤診の可能性もある、と言われたのには驚きました。


驚きはしましたが、この時の先生の説明には納得できるものがありました。

とにかく腫瘍がある以上、温存しても消えてなくなるわけではないし、取り出すことにデメリットはないと思います。

そういうわけで、結果がどうであれ手術しよう、と決意を固めました。


ただ、胸にメスを入れたくない、癌なら仕方がないけれど良性なら手術はしたくない、と考える方も多いかもしれません。

先生によっては良性なら手術を勧めない場合もあると聞きます。

私の場合はかなり強く手術を勧められたので、こちらに選択肢を示されるより迷いがなくて良かったかもしれません。